自己成長

返報性の原理を実際に行ってみた件

今日は、書籍で学んだ返報性の原理について、実際に使用してみた経験をお話ししたいと思います。影響力や営業の書籍によく取り上げられているこの原理は、人を動かす能力において非常に強い影響をもたらします。「恩は恩で返す」という考え方は誰しも持っていると思いますが、私もその考えが強く、貰った恩は早く返したいという気持ちが強いです。そこで、この心理を利用して人を動かすことを実際に試してみたので、その効果について共有します。

使用場面と効果について

職場の人間関係

職場には自己中心的で自分の意見が一番だと思っている先輩がいました。その人はグループリーダーで、私を含めて4人でチームを組みプロジェクトを進めていました。コミュニケーションが上手くいかず、効率が悪い部分に問題を抱えていた私は、書籍で読んだ返報性の原理を思い出しました。これを利用すれば、この滞ったコミュニケーションを少しでも改善できるのではないかと考え、実行してみました。結果的に、効果はありました。最初よりもコミュニケーションの頻度が増え、プロジェクトも円滑に進むようになりました。具体的には、ほぼ毎日チョコを1粒渡すようにしました。「え?それだけ?」と思うかもしれませんが、本当にそれだけです。この方法を思いついたのは、おばあちゃんの影響です。おばあちゃんはよく、何かあると意味もなく飴をくれることがあります。その時、飴は正直いらないけれど、悪い気はしないし、そのおばあちゃんに対して良くしてあげようという気持ちになります。それを利用しました。結果、グループリーダーの方とのコミュニケーションが円滑になり、チーム全体の関係も改善しました。

家庭において

家庭においても返報性の原理を利用した結果、夫婦仲が今までより良くなっただけでなく、持続的に良好な状態が続いています。具体的には、最初に返報性の原理を試すのに友人や職場で使うのが怖かったため、信頼できる妻に実験してみました。行った方法は、感謝の気持ちを伝えることです。洗濯して服を畳んでくれた時や、食器を洗ってくれた時、日常の行動に対して感謝の気持ちを伝えました。この時、適当に感謝の気持ちを伝えると逆に関係が悪化する可能性があるので、心から感謝していることを伝えることが重要です。通常、感謝の気持ちを伝えられて嫌になる人はいません。また、返報性の原理を強化する方法として手紙を使いました。記念日に物をプレゼントする際、手紙も添えてみたところ、妻は非常に喜んでくれました。手紙という労力自体に返報性の原理が働いているのだと感じました。皆さんもぜひ手紙のプレゼントを試してみてください。

まとめ

実際に返報性の原理を使ってみると、その効果を実感することができました。今後はビジネスにも応用してみたいと考えています。皆さんも一度実行してみると良いと思います。返報性の原理と聞くと難しく感じるかもしれませんが、原理は簡単で、初めに恩を与えることが重要です。先手を打つことが大切です。緊張したり躊躇したりすることがあるかもしれませんが、その時は「あなたの時間は限られている。他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない」というスティーブ・ジョブズの言葉を思い出してみてください。特にHSPの方はこの言葉を念頭に置くことで、自分の人生を生きる権利があることを認識することができます。価値観を明確にし、それを実行するための自分の名言を決めておくことをお勧めします。

皆さんの人生がより良いものになりますように。

ABOUT ME
kenkonin
こんにちは!「下剋上ジャーニーのケン」です。私はHSP(Highly Sensitive Person)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、そしてASD(自閉症スペクトラム障害)のグレーゾーンという特性を持ちながら、自分自身の成長と挑戦を続ける日々を記録しています。高卒でスタートした私の人生は、多くの困難やチャレンジを乗り越えながら、自己成長と健康管理、メンタルヘルスケアを通じて進化しています。